2023年10月23日、千葉県船橋市の公立小学校の体育館にて「ふわふわサーカス こどもといっしょ ユニコーンと願いごとの星公演」を行いました。
小学校の50周年をお祝いすると同時に、コロナ禍以降、全校生徒が集う初めてのイベントとのこと。 「コロナ以降止まっていた活動を再開するきっかけとなる希望あふれる1日にしたい」とご依頼くださった小学校と、ご尽力くださった関係者さまに感謝申し上げます。
ここからは、当日の公演の様子を写真を紹介しながらレポートします。 本公演のタイトルは「ユニコーンと願い事の星」でした。 『お昼の間はお星様はどこにいるの?』と思いをめぐらすユニコーンのもとに、とっておきのお客さまが飛び込んできました。 それは星の世界の一番星、シリウス。お友達の渡り鳥さんと一緒に、ユニコーンはシリウスを助ける旅に出かけます。
物語の冒頭から、ナビゲーターであるユニコーンくんが子どもたちとキャラクター達を繋ぐお手伝いをしてくれます。 子どもたちの声に耳を傾け、対話しながら会場全体を夢の世界へと引き込んでいきます。 最初のパフォーマンスのフラフープは、渡り鳥さんとユニコーンがつむじ風に巻き込まれながら、4本のフラフープを自由自在に操りスピーディなアクトを繰り広げます。思いがけない形に変わっていくフラフープに、子どもたちは立膝で歓声をあげてくれていました。
続いての場面は星の世界。探し物をしている途中、たくさんの星座に出会い、遊んでしまう星のシリウスによるコントーション。コントーションとは軟体芸のこと、パフォーマー自身の身体の柔軟性を使い驚くようなバランス技を魅せる演目です。 チャーミングな笑顔のままグニャリと身体を折り曲げたり、片手で全身を支えている様子を見た子どもたちからは「ブリッジだ!あれは私もできるよ」僅か10cmの台座の上で逆立ちする様子に「あれはできない・・!」と驚きの声が。
そして星の神殿、星の女神様による、エアリアルティシューは、体育館の天井約8mの高さから吊り下げられた1枚の布のみを使い、空中で美しい技を繰り広げる演目です。重力などないかのように布を登ったり降りたり羽ばたく女神様に、子どもたちからは自然に拍手が沸いていました。特に空中での高速スピンの場面では子どもたちから「すごーい!」と拍手と歓声が沸き起こりました。
劇中では、お伺いした小学校ごとに世界に一つだけのオリジナルストーリーパートを作っています。こちらの小学校ではリクエストを頂いた「笑顔.感謝.協力」をイメージしたお話にさせて頂きました。 キャラクター達が冒険に行き詰まり、「誰か助けてくれないかなあ?」と問いかけると校長先生がヒーローのようにご登場されます!小学生のみなさんはまさかの校長先生のご登場に、鳴り止まない歓声!あの盛り上がり、お写真や動画を掲載できないのが残念です!
50周年の式典で歌う合唱曲をピアノの生演奏で "一緒に夢を叶えよう" とユニコーンくんとデュエットしてくださった後、今度はダンス担当の先生方がたくさんステージにご登場! 全校生徒のみなさんに立ち上がって頂き、運動会でも踊ったダンス曲で会場のボルテージは最高潮!ものすごいエネルギーでした!!!
最後のシーンでは、サーカスに向けて、事前に500名の生徒の皆さん一人一人が願い事を書いた折り紙を、保護者の皆さんがつなげ学年ごとのガーランドにして頂いていました。 皆の願いごとを集めて、女神様が星の神殿に届け、魔法をかけると・・ 保護者の皆さんが「皆の願いが叶いますように、喜んでくれますように」と膨らませてくださった500個の風船が天井から降りそそぎます
子どもたちの協力と、経験豊かな一流のサーカス・パフォーマー4名による笑顔溢れる温かなショーとなりました。 50分間のショーの後はこどもたちからの質問タイム! 「どのくらい練習しましたか?→皆がつくってくれた星の数ほど練習しました」「いつサーカスを始めたんですか?→大人になってから始めました」など えー!?おぉ!?などどよめきをあびながらどんどん質問をしてくれていました。 その後には、5・6年生の皆によるエアリアルシルク(空中芸)体験タイム! スルッと登れたり、なかなか登れなかったり・・応援するみんなも手拍子しながら頑張っているお友達の名前を呼んだり盛り上がっていました。 最後は体育の先生が挑戦!大歓声の中、チャレンジされていました。
そして全校生徒とハイタッチ!!して教室へ、給食も一緒に頂きました。一年生からユニコーンくんに「ユニコーンくんの学校ではこんなことする?」とたくさんのかわいいご質問があったそうです。
こんな風に生徒のみんなが楽しんで観てくれたのも、企画前からショーの実現までご尽力くださった小学校の先生方と保護者の皆様のおかげです。 今回は初めての小学校公演・作品であったことから完成図の見えない中にもかかわらず、沢山のご協力を頂きました。 星の折り紙を500個繋げる作業、風船を膨らませることや、会場の装飾も生徒の皆さんと考えて飾ってくださったり、 子どもたちへ安全のご配慮まで、ここには書ききれない程のきめ細やかで温かなご支援があったからこそショーを実現することができました。 大変な作業にも関わらず「子どもの願いごとは何かなあ」「文化祭みたいで楽しいね!」と前向きにとっても楽しんでくださった保護者の皆さま、表に見えるように書いてくれた願いごと、1年生と6年生では内容が全く違って驚きました。この全校生徒の願いごとのガーランドは今、見返しても涙が込み上げます。
高所の作業では自衛隊の皆さんにもご協力いただきました。また、ゆめかわいい飾り付けもにこやかに引き受けてくださり、本当にありがとうございました。!当日も子どもたちや保護者の皆様から、たくさんお声がけを頂き嬉しかったです。 ふわふわサーカスは、いつも周りの皆様の温かさと優しさを頂いて活動できていることを改めて実感しました。
初めての小学校公演をこちらの小学校で迎えられたこと、私たちにとっても大きな記念日となりました。本当に、ありがとうございました。また次の夢でお会いできることを楽しみにしております。
出演:井坂泉月、AYUMI、NoN、HiROKO
スタッフ:あーちゃん、なしこ、Maya、Yui、YUKA
声:古沢朋恵、小々原奈奈子、大塚瑞季、井坂泉月
写真:KYO SHIMIZU
Special Thanks:ERIKA
敬称略
ふわふわサーカス
Kommentare